シェリーそれ自体を愛飲する人は少なかろうが、シェリーカスクは大人気。尾崎豊の影響かとアホな事をかつて書いたが、私はこっちのシェリーの方が好きです。
https://www.youtube.com/watch?v=zXSrFfjvDYQ
前置きはどうでもよく本題です。
オーヘントッシャンというとローランドを代表する蒸留所で3回蒸留の伝統で有名です。サントリーグループ傘下なので馴染み深く手に入りやすく、ライトで飲みやすいという先入観がありました。
1823年、グラスゴーのはずれ、ダンバートン地区に誕生したオーヘントッシャン蒸留所。オールド・キルパトリックの丘の麓で、クライド川の流れを見守りながら180年余りの歴史を刻んできました。その間、5回のオーナー交替があり、現在のオーナーは6代目です。かつて、クライド川の河畔においてクイーンアリー号やクイーンエリザベス号などの巨大客船が造られ、さまざまな調味料やたばこ、綿、ワインなどが運びこまれるなど、グラスゴーの発展とともにオーヘントッシャン蒸留所は歩み、ここで生まれるシングルモルトは世界へと旅立っていきました。
こちらも毎度恒例の旧ボトルですが、構成は今のスタンダードと同じはずです。
オーヘントッシャン スリーウッド 旧ボトル
あるインポーターの話ですと
旧ボトルと現行ボトルで味わいが異なることなどありえない、ラベルが変わると味も変わったと刷り込まれている。のだそうですが、全然違うやんけ。
今まで飲んだモルトの中でも、最も色が濃く、見るからに濃厚そうなこの品、超シェリー感満載です。舌ざわりさえ、トロみ、重みを感じる濃厚なシェリー感で最初から最後までズブズブと堪能できます。
10年のバーボン樽の後に2年のオロロソ樽、最後にペドロヒメネス樽というのも、よくあるパターンですが、オーヘントッシャン自体がライトなので、こんなにシェリーが際立ってくるんだとおもわれます。
飲みなれた人には、ウィスキー本来の風味がシェリーに負けてしまっていると言うかもしれません。実際そうなのかもしれませんが、絶妙にバランスは保たれ、格調高き完成度に大化けしているとおもいます。
ブランデーとかコニャックを飲んでいるような錯覚にさえなりました。
探索は簡単ではなさそうですが、そんなに高値がつくような存在ではないはずです。これは是非手元に欲しい、衝撃の一本でした。
グレンドロナックやグレンファークラスを凌ぐシェリー感です。
好きな方は是非、飲んでみてください。
第一声は「おぉっ~」
になるはずです。
参加無料
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