あの時/アーマー12年 ピュアモルト 特級表記

いわゆるシングルモルトファンだが、楽しみを超えてクレージーな価格、収集や転売の世界になってしまっているので、最近はブレンデッドに嗜好が変わってきた。ブレンデッドなど認めないというような頑固者じゃありません。

けれど、古酒限定なのです。古酒は優しくて風味が素晴らしい。その時代の息吹を感じます。劣化どころか花が咲き誇っているのです。現行製品は固くて、香りも味も広がりを感じません。ただの偏見です。けれど自分の嗅覚を信じるとそうなのです。

アーマー12年 ピュアモルト 特級表記

データ的には、ハイランドモルトをベースに、アイラ、ローランド地方のモルトをそれぞれ加えて作ったピュアモルトウイスキーとのことです。キーモルトは恐らくグレンファークラス。アイラはカリラ説が有力ですが、店主はアードベッグかもしれないと申しておりました。私はカリラだろうと感じました。

ピュアモルトとは、今のブレンデッドのように、グレーンは使わず、シングルモルトだけをヴァッティングしたものです。ですので、よくあるボトラーの企画ものと変わらない事になります。

風味も味も、高級なハイランドモルトとそん色ないです。めちゃくちゃ良くできています。古き良きハイランドモルトの原酒、きっといいシェリー樽も効いて抜群のバランスになっています。フルーティーで甘く優しく、アイラっぽいスモーキーさもパンチもほどよくあり、30000円のシングルモルトですよと言われても納得してしまいそうです。

この、素晴らしいピュアモルト、今はもうとっくにありません。ピーターJラッセル社というのも知りません。しかし、レアなシングルモルトに比べ、ブレンデッドやこの手の古酒は流通当時の売れ残りが、誰にも注目されず残っている事がよくあります。ネームバリューがないと誰も見向きもしないので、クレージーな高値もつきません。

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古くてヤバイんじゃね?サントリー角でよくなくね?という扱いにされてしまいます。
しかし実は別の意味でヤバイことになっているんです。

このバランスのすごさと無名さにひかれ、ダメ元で探してみますと、なんと、80年代に日本で取り扱った輸入業者がそのまま在庫を残していました。そしてコルクの経年劣化なども考慮して格安で譲ってくださるとの事。これが良ければ18年ものもわずかにあるそうなので購入候補だ。

信じられない低価格で購入できました。
あっまだ銀行振り込みに行けてないや。

行ってきます。

著者について: yipman
香港の中国武術家。詠春拳葉問派宗師。

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