運命/アラン 20年 スーパープレミアムカスク

ふるさとは遠きにありて思ふもの そして悲しくうたふもの・・・

どうしても家庭の事情で横浜を去る事になりました。
送別とか苦手なので、こっそり消えるように去りました。

仲良くしてくれた皆さんすみません。感謝しかないです。

そして、新天地といっても、実に22年ぶりの帰郷・・・
地理感覚はあっても街は様変わりしていました。
新しい駅、新しい路線なども出来て知らない土地と言えるほど変わっていました。

そんな新たな土地でも、モルト大好きなおっさんは、ネットやら足で、攻めるであろう店を調査済みではありましたが、未だ、深夜にしっぽり飲めるほどの環境が整っていません。
しかも調査では、飲めなくはなさそうだが、

オーセンティックですねぇ・・・
やっぱりいいお値段しますねぇ・・・

という感じで、横浜時代とは飲み方を変えねばならないだろうなと覚悟しておりました。
ブログ主の孤高の最果て変態価格な店は望めない。
2、3杯が限界だろうと・・・

いつか、いつかとガマンを重ねつつ、飲めるはいいが、買える店はないのかと、検索キーワードを「バー」から「酒屋」に変えてみました。

すると・・・

なんじゃ、この店は?

バーなんだけど、酒屋でもあり、試飲もできれば、100ml購入もできる・・・
けど、決してウィスキー、スコッチにこだわった店ではないらしい・・・

けれど、写真をみると、あれれ、スプリングバンクとかベンリアックとか・・・あるじゃないですか・・・
さらには、バーっぽくなくて酒屋っぽくもなくて、古着屋みたいな雰囲気で、営業時間も昼12:00からだって。

おー深夜しっぽりじゃなくても行けそうだ・・・

すごく迷いましたがなんとかたどり着くと、紆余曲折あって、今はクラフトビールなお店なんだそう。
そっかぁ、ビールも好きだからま、いいかぁとビールを選んでいたらその先に・・・

ドーンと見たことないモルトが数本・・・(これ今度調べます)
さらにその脇に、うわー運命かぁ

自分の贔屓のキルホーマンのボトルが多数並んでいました。こんなに色々な種類をみたのははじめてです。

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自分の小さな夢がここで叶いそうです。

さらにその横には、これまた最近大好きなアランがズラーッ。

この品揃えの意味がよくわかりません。

「まだ、早い時間で申し訳ないんですが、ビールじゃなくてモルトでいいですか?」
「どうぞ、どうぞ」

しかもとびきりのやつです。

それが、写真の

アラン 1996 20年 スーパープレミアムカスク
アラン 1997 20年 スーパープレミアムカスク

です。

ほとんどアランの創業、歴史と共にあるような年数です。
全く同じものですが1年違いです。
たった1年の違いで度数も、色の濃さも違いました。

香りも味も、裏切らないですねぇ、ムフフ・・・
1997から1996と飲み比べしましたが、鈍い私には違いがわからんのでした。
シェリーパンチョンという事で、アランの割に男らしさ、力強さは控えめです。
島じゃなく本島の高級なシングルモルトだと言われても信じてしまうでしょう。
完成度はすごいとおもいます。いつも飲めるならこれがいいです。(しかし激レアなのだ)

色々聞くと、オーナーではなく雇われマスターのこだわりだそうで
元々ウィスキー好きな彼が、アランの樽を使ったビールなどから話が進んで仕入れたんだそうです。
バーの免許(飲食店?)と酒屋の免許の両方があるから、特殊なルートを通じて手に入れているそうです。

お値段は・・・

たぶん関東、いや日本一安いでしょう。

と申しておりました。

確かに。
こんな貴重なものをこのお値段で、ありがたやー。

それもあり、他店や同業からの眼もあって、色んなモルトを展開できないそうです。
あくまでクラフトビールのお店です。
ラフロイグが飲みたくても、同じアイラのキルホーマンでラフロイグを感じてください。
モルトはストレート(ニート)で飲むのが当たり前、水や氷が欲しいならコンビニで買っておいで。

写真で撮ってないアラン、キルホーマン、たくさんあります。
次回の楽しみにしておきます。
来年早々には19年なるアランも入荷予定だとか。

でも、それしかありません。あとちょっと知らないやつがあったかな。

孤高の最果てから遠く離れたら、またバーボンに戻っちゃうかな。
いや、縁次第でワインや日本酒党になっちゃったりして・・・

なんておもっておりましたが、ここ新天地でもガッツリモルト教徒でいられそうです。
モルト教徒は時空を超える・・・

価格ですが、うーん、このブログの主の店こそ、関東、いや日本一安いとおもいますよ。
日本一ですよ、恐らく・・・
日本一なのに流行ってる気がしませんが・・・

ここはねぇ、ブログ主の店ほど色んなシングルモルトがあるわけじゃないし、激レアなものか、アラン、キルホーマンと偏ってるんで比較はできませぬ。でもきっとブログ主も、同じくらいの価格設定にするだろうなぁとおもわれます。

これからも書くんで、お店はきっといつか明かされます。
お楽しみに・・・

ある意味すごい店、みーつけた。

アラン、キルホーマンツアー
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21年なるものも・・・

by ツアーコーディネーターイップマン

著者について: yipman 認証されたアイコン2
香港の中国武術家。詠春拳葉問派宗師。

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スペースODDITY(オディティ)
潰れたバー今ただの隠れ家

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