日本人好みの女/アラン 1998年 トリロジー 1stエディション

やたら飲む機会の多いアランより20年物がバンバン出ていてわかりにくいですが、これはトリロジーというものです。名前の通り3部作なのでまた違うタイプが出るとおもいますがこれは第一弾。ウィスクイーのスタッフが満場一致でセレクトした シェリーパンチョンだそうです。

つまり日本人好みのシェリーカスク

ウィスキーフェスティバルでも、美味しかったなと印象に残っているのは

グレングラッサのシェリーカスク
グレンアラヒのシェリーカスク
エドラダワーのイビスコシェリー

とかだったので、やっぱり私はシェリー好き

この日も色々飲んだ後の締めに、シェリーの効いたやつをくださいと言ってこれをお勧めされました。
アランの20年ものは色々飲んできたのでもういいや、な気持ちでしたがこれは飲んでないからいただいてみました。

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これとどっちが美味いかな、いい勝負だな。

アランのカスクストレングスの割には度数が控えめなのか、優しい飲み口でした。
ドぎついシェリーカスクではなく、ふんわり優しくやわらかなタイプです。ほんわかした甘さが広がります。

アランは個人的印象だとたぶん麦が他と違う。
どんなアランを飲んでも、ファーストインパクトが他と違うのだ。甘く香ばしい独特のファーストタッチ。
何かが他のシングルモルトと決定的に違う。

いつもアランにはビンビン感を感じていた自分もこのトリロジーに関しては、落ち着いたソフトな飲みやすさを感じました。
自分がアランになじんだのか、今日の体調なのかはわかりません。

アランのシェリーカスクはほどよいシェリー感です。
色の濃いアランはこれ以外観たことがありません。

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他のシングルモルトともまた違う、アランだけの孤高の品質です。

それを象徴するような日本人に合う、ほんわか、うっとりのシェリーパンチョンでした。
やはり20年の厳選されたものだけあって

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これなんかよりは、バランスよくなじんでいる気がします。
飲み比べてみると面白いかもしれません。

みな違うけど、皆アランだというのだけはよーくわかるのでした。

20周年を記念して1998年蒸溜でカスクタイプの異なるシングルカスクを3回に分けてリリースいたします。注目の第1弾は、テイスティングした ウィスク・イーのスタッフが満場一致でセレクトした シェリーパンチョンをお届けします。

☆テイスティングノート☆
香ばしいオークのアロマが蜂蜜と麦畑の空気を引き連れて立ち上がってきます。口に含むと、濃密な麦の甘みを軸としてその周りをバニラやシナモン、生姜のはちみつ漬け、ホワイトペッパーといったアランらしいフレーバーの数々が熟成によって一層深みを増して全体を構成しています。シェリーの影響は控えめでまさにアランのハウススタイルそのものが20年の熟成を経て正常進化した、長熟アランのお手本と言える仕上がりです。

著者について: yipman 認証されたアイコン2
香港の中国武術家。詠春拳葉問派宗師。

参加無料

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