俺にカナディアンをくれ!ウィスキー検定でいっぱい間違えたのでリベンジで飲みました。いえ、面白いのがあるというのでいただきました。
このカナダハウスはもう売られていません。もはやほとんど存在もしていないでしょう。1979年の名酒辞典には載っていますが、1980年代の本からは消えているそうです。なので写真も含め、貴重なものになるでしょう。
カナディアンはCCを昔よく飲んでいましたが、ライトなのでスコッチマニアとなってからは離れていました。このカナダハウスも色も味わいもライトですが、香りがいいです。
青りんごのようなピーチのような華やかで気品のある香り、そして余韻も結構長く続きます。これは、あと何かを足せば立派でゴージャスなスコッチに化けるなぁ、いや、個性的なモルトウィスキーといってもわからんぞ。
香りも味も弱い印象のカナディアンにあって、とてもフルーティーで愛らしい透き通った味わいの素晴らしい古酒でした。
このカナダハウスというベタな名前は、幾つかの原案の中からカナダ市民にインタビューした結果、選ばれたのだそうです。
昔、近所のスーパーが酒専門店を出すというので店名を公募していました。選ばれたら3万円くらいの賞金を出すというので、当時小学生だった私は空っぽの頭でクールな名前を色々考えて応募しましたが、落選。
決まった名前は
「リカーワールド」
これは詐欺なんじゃないか、誰が当選したんだろう?
それ以来、人生を真面目に考えて生きるのを辞めました。
こんな他愛もない出来事が人生を形成する・・・
人生はコメディ
これが私の生き様です。
どんな逆境に立たされても「人生はコメディ」とおもえば乗り越えられます。
一目惚れしたけど、もう二度と会うことのない女、それはカナダ人だったのでした。
参加無料
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