1980年から1997年まで販売されていた、ニッカウイスキーのギフト向け商品だそうです。グランドエイジとFORTUNE80、鶴も合わせてニッカの高級ブレンデットの3本柱として有名だったそうです。
今、お手頃で手に入るグレンエルギン12年のボトルが、1990年代であろう
[st-card id=527 ]これと同じ形をしている事に一人驚き、喜んでいるのですが、
(そんな事に気づいて盛り上がってるのは世界でも自分ひとりであろう)
これはえらく手の込んだボトルだなぁ。ロビンマスクか。
ニッカのブレンデッドではあまり人気にならず短期間で終わったものと聞いたが
無知な私よりここが詳しい。
http://whiskywarehouse.blog.jp/archives/1063963612.html
日本のブレンデッドなので、竹鶴政孝の意思を継ぐ、日本由来のウィスキーなんだろうけど、その風味は過去に紹介したブレンデッドの古酒と同じです。甘く、優しく、柔らかい、新製品にないまろやかさに包まれています。
しかし、これも古酒の宿命か、いわゆるヒネた感じが結構ありました。
たぶんコルク栓の経年劣化がお酒に浸透してしまうのだろう
ウィスキーとコルクがハーモニーしちゃうと、しいたけっぽい風味をつけてしまうのです。
それが、過去に飲んだどの古酒よりも感じられたので、ブレンデッドの古酒ファンの私でもこれはあまり高評価ではないかな。
香りや味は決して悪いモノではなく、十分に堪能できるレベルですが、私の偏見でしょう、ブレンデッド、特に日本のそれは、おとなしくまとまっており、余韻もそんなに続かない感じで、変なプレミア価値がついていないのであれば、自宅で惜しげもなくグビグビ飲んじゃう系です。と、ちょっと調べてみると、うわ、プレミアついて高値なんだな、何も知らずに飲んじゃった。
ボトルの貫禄がすごかったのと、飲んだ履歴に残しておきます。
間違いなく今よりボトルデザインに気合が入っていますが、コルク栓にも同じ気合が欲しかった。古酒は総じてコルク栓が緩くて、注ぎ口が甘く、ここから劣化していく事が多い気がします。だから、ブレンデッドであれ、シングルモルトであれ、あまりに古くて高い古酒を買ったり飲んだりするのはギャンブルです。
経験からほぼ大丈夫、感動も多いんだけど・・・
一度開栓したらそのコルク栓は使えない
取り替えた方がいいでしょう。
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