みんなスウィート好みのタイプはきっといる/最高のウッドフィニッシュを求める旅

シングルモルトは樽熟成である限りはウッドフィニッシュなわけだが、わかりやすく言えば、メインの樽で長期熟成し完成されたものを別の樽に移し替えて2段熟成させたものをフィニッシュと表現するのかな。ダブルマチュアード、トリプルウッズなど様々な表現はあれど同じ事だ(と理解していいのかな)

[st-card id=325 ]

この体験以来、ウッドフィニッシュにハマってしまい、色々飲み、買ってきました。スプリングバンク、ウッドエクスプレションシリーズも完売とはいえ4本くらい探し当てましたよ。いつか開栓し誰かと味わいたいものである。

この手のシリーズは、名称こそ若干違ってたりするけど、実は各社こぞってやっている。樽熟による変化を楽しむだけじゃなく、メイン樽の個性不足、パンチ不足、品不足を補う意味もあるのだろう。スプリングバンクだけじゃなく、最近大好きなベンリアックもやっていたので絶賛収集中でございます。

ベンリアック 16年 ソーテルヌカスク
ベンリアック 16年 ソーテルヌカスク
ラベルの表記などはありませんが、特別第1級の貴腐ワイン『シャトー・ディケム』の樽で熟成された甘口ベンリアックです。香りは煮詰めた果汁、葡萄、バタースコッチにオークで、大変上品に香ります。味は、濃縮されたねっとりとした甘みが舌に絡みついてきますが、オイリーさはなく、透明感があります。トロピカルフルーツ、メロンや蜂蜜の甘さにホワイトペッパーとかすかなスモーキーさバランス良くマッチしています。

ベンリアック 15年 ペドロヒメネスシェリーカスク
ベンリアック 15年ペドロヒメネスシェリーカスク
甘口のペドロヒメネスシェリー由来のダークフルーツ、チョコレートの香りをプラス。クリーミーでソフトな口当たりと重厚なボディに、ナツメグ、クローヴのスパイス、蜂蜜、パパイヤなど、様々なフレーバーが複雑な味わいをつくり出しています。

ベンリアック 15年 ダークラムカスク
ベンリアック 15年 ダークラムカスク
ジャマイカ産ダークラムのバレルでフィニッシュ。甘いトフィーの香りにシナモン、ペッパーのスパイスが混じり、味わいはサトウキビ、アプリコット、シナモンからコクのあるラムと葡萄のフィニッシュへ。イギリス人がつくりだしたラムが、イギリスのウイスキーと出会い、見事な調和を果たしています。

ベンリアック 15年 マデイラカスク
ベンリアック 15年 マデイラカスク
ポルトガル領のマデイラ島でつくられる酒精強化ワインの樽で追加熟成。味の特徴はずばりクリーンで甘口。最初の香りは、すいかのシャーベット、バニラ、スイートポテトとカステラで、味わいはバタースコッチとナッツで、切れ上がりの良いタイプです。また、ベースにピーチ風味があるのがベンリアックの特徴といえます。

これら、全て終売ですが、何とか手に入れました。
とても険しい旅でした。

が、まだ飲んでいません。
収集の旅が過酷すぎて飲むにはもったいないのです。
これまたいつか、今読んでるそこのあなたと飲み交わしましょう。

それにしても、今回のベンリアックは、数年前に発売された“ウッドフィニッシュ・シリーズ”の限定ラインナップだが、その他にも、このラインナップ以外で様々な“ウッドフィニッシュ”がありすぎる。

大好きなグレンドロナックも、シェリーが大得意なのでそれ系のものがたくさんあるけれど、多すぎる。ボトルもラベルもそっくりで、めちゃくちゃわかりにくい。これは果たして俺が探し求めていたものか、よく似た別物か?そしてぶっちゃけ高すぎる・・・

価格も千差万別で、そこまで味に違いがあるのかも疑わしい。

全てのシングルモルトがその時生まれた限定品だから、同じボトルであろうと同じ味わいではないのは承知だけども・・・スプリングバンクのウッドエクスプレションシリーズに比べ、ベンリアックのそれがイマイチマイナーなのは、オフィシャルやその他商品との見た目の違いがわかりにくいせいだろう。風味が劣るわけでは決してない(とおもう)

なので、スプリングバンク、ウッドエクスプレションシリーズはラベルが明らかに違うので見た目にもわかりやすく、区別しやすく楽しい。明快。

ちょいとフィニッシュのスパイスに別の樽を使っただけなので、シングルカスクに比べりゃ邪道なのかな?俺はせこいな、なんておもっていたが、知人は

ウッドフィニッシュこそスコッチモルトの醍醐味だと思ってます

と言ってくれ、これはこれで王道なのかもしれません。

好きなら、美味けりゃなんでもええがな。

みなさんも大好きなウッドフィニッシュを見つけてください。
個人的には、ラムも面白いが、マルサラを超える感動にはまだ出会っていません。

最高峰のウッドフィニッシュを求める旅は死ぬまで終わらない・・・
異性に例えればそれがわかる・・・かな・・・

著者について: yipman
香港の中国武術家。詠春拳葉問派宗師。

参加無料

Space ODDITY

バー(角打ち)のある多目的スペース

コメント

コメントはまだありません