私とワルツを/リトルミル 19年 1990-2009 スリーリバース ザ・ダンス シリーズ

閉鎖蒸留所というとロマンを掻き立てられるのか、異様な価値、高値となる。けれど自分はもう飲めなくなりそうだから飲んどこう派である。こちらもそのひとつだが果たして・・・

1750年 ジョージ・ブキャナンが購入。
1772年 創業 一説によると14世紀からビール醸造を行っていたといい、それと同時にウイスキーづくりも行われてきたという。
1980年後半 ギブソン・インターナショナル社が操業再開。
2002年 ロッホローモンド社が所有、再開予定はあるが具体的になっていない。

こちらは香りも味もハーブっぽい感じ。レモングラスか、濃厚、芳醇系ではなくライトでややフルーティーでやっぱり薬草系。
かなり個性の際立った不思議なものでした。こういうのもたまにはいい。

もちろん、スリーリバースというボトラーズなので、ラベルは独創的だが、ダンスシリーズというもので、様々なダンサーの絵柄で統一されており、マニアに人気、すぐ売り切れる系のものだそうです。

マスターもさすがにこれをもう一本ストックはしてないが、別のリトルミルなら何本か持っているそうです。
データでなくその鼻と舌で経験したキャリアがすごいので、説明が的確です。
言われた通りの味がします。これ以外のリトルミルは少し段ボールぽいそうです。それは嫌かな・・・

キャンベルタウンにひけをとらず、栄華を誇ったが今は衰退しているローランド、それでも2つとか3つとか言われている蒸留所は近年操業計画も含めると再び増加傾向です。ローズバンクは今はレストランになっちゃったから再開は難しそうですが、この名前は生かしてなんとかしそうな予感がします。リトルミル含む、ローランド系の印象は、ライトである事です。朝日のようにさわやかに、品のいいライトフィーリングなものが多い気がします。大都市に近いから、密造時代に隠れてこそこそできなかったのもその理由だそうですが、言ってみれば問題のない優等生的な印象です。優等生なのに問題児より忘れられがちというのは世の中の不条理です。昔はやんちゃで荒れていたなんて者より時代に耐えて周囲に迷惑をかけず真面目にやってきた者の方がはるかに偉大なのだ。

と、話がそれてきたところで終わりにします。

ローランド、それぞれにちゃんと個性があり、もっと掘り下げていきたいとおもいます。リトルミルはシトラスミント、ハーブ、そんな味わいの独創的な、まさに軽やかなステップのような、忘れがたき個性でした。

著者について: yipman
香港の中国武術家。詠春拳葉問派宗師。

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