その価値は無限大/グレングラッサ6年 2009 バーボンバレル

安心してください。手に入ります。たぶん。はじめて行く店で特にスコッチにこだわったお店でない時は定番ものをいただく。

アードベックを飲んでいたら

「お客さんもアイラ好きなんですか?」

「そんな事はありません。何でも飲みます。むしろ、好きじゃないかもしれません。”クセがすごい”から」

「そうですか、私は苦手です。10年店やってても一向に好きになれません。」

「でも、時々すごく飲みたくなりますよ。ハマると抜けれません。」

「皆さん、よくそう言いますが、私ははっきりいってキライです。ハマれません。」

随分正直なマスターさんで、店にジャズレコードやCDがたくさんあって、でも嗜好も年代もバラバラなんで聞いてみると

「前のオーナーがバーはジャズでしょと中古屋で大人買いしただけなんで、前オーナーも私もジャズに全然詳しくありません。JASRACが怖いからかけれない音楽も多いです。」

だって。なんか面白い店主だな。

前振りが長くなりましたが、全然関係ありません。
これは別の場所でいただいたものです。
知らない蒸留所がたくさんあるので、一回でも飲んでおけば記憶に残るだろうと
知らないがそこまで高くないモルトを飲むようにしています。

グレングラッサ6年 2009 バーボンバレル

グレングラッサ蒸溜所は東ハイランドのマレイ湾に面した漁村ポートソイに1875年創業。フェイマスグラウス、カティーサークのブレンド原酒として、長年重宝されてきました。1986年に生産がストップし、再開は絶望的と見られておりましたが、22年の休止後、2008年に奇跡の復活を遂げた蒸溜所です。
グレングラッサ2009バーボンバレルはバーボンバレルの6年熟成で、日本限定リリース。今まで60年代~80年代といった休止以前の原酒をレアカスクシリーズとしてリリースしておりましたが、今回、蒸溜再開後の熟成年数の若い原酒を初めてシングルカスク、カスクストレングスでボトリングした、記念すべきボトルをリリースいたします。

若い、クリアなバーボンバレルで、まだ開栓したてだからか、とてもフレッシュな味わいでした。
刺激が強くてピリピリした感じもしました。

それでも、原酒がいいのか、余韻の残る深さと甘さがあり、もっと熟成させたら大化けしそうだともおもいました。キリっとしたバーボンカスクが好きなら超オススメです。

どっちかというと自分が忘れないために書いています。
書いたものは、旨かったから忘れたくないものだけです。

新天地で、地方都市に移り、横浜ほど多彩で個性的なバーがなくなりましたし、酒屋も面白くないですが、シングルモルトにこだわったお店は結構あります。

上記マスターに教えてもらったお店も攻めてみようとおもいます。

そこも、明らかにモルト党が集うような場所とはおもえず、食べログとかの感想も、ビールやカクテルや料理ばかりだが、置いてるモルト、入荷情報、かなりこだわりのものばかりです。

シングルモルトはなかなか飲まれずとも価値が下がるものではなく、むしろ上がっていくので、何年かかってボトルが空こうと空くまいとそれでいいのかもしれません。そこにあるだけで。

完全なる店主の趣味の世界のようです。
そういう趣味の人が結構いる事を知り、うれしくおもう日々。

著者について: yipman
香港の中国武術家。詠春拳葉問派宗師。

参加無料

Space ODDITY

バー(角打ち)のある多目的スペース

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