名もなきバーにて/オーバン 1985 ダブルマチュアード ディスティラーズ エディション

イップマンです。名もなきバーにて、いただいた逸品。
現行でも手に入るがそれは1995とか1998とかいうもので1985は幻だろう。

このバーは、現行では手に入らぬオールドボトルばかりです。
旧ラベルばかりで、現行スタンダードと味も風味も何もかもが違う。

ここにハマると他で飲めなくなりそうで怖い。

ダブルマチュアードとはつまり、普通の熟成をさせた後に、他の種類の樽に移し変えて数年熟成追加させることです。

オーバンという蒸留所については

温暖で雨の多いオーバンの街の海岸沿いにあるオーバン蒸留所は、スコットランドで最も歴史ある蒸留所のひとつです。ウェストハイランド西岸にあるオーバンの港は、アイランズ地方への玄関口としても知られます。オーバンを、ハイランドとアイランズの特徴が融合した独特のシングルモルトにしているのは、この立地条件であるといわれています。

オーバン蒸留所は、蒸留所としては珍しく、人々で賑わうリゾート地の中心で操業しています。今から200年以上前、地元の企業家であるスティーヴンソン兄弟が事業を開始。その後、オーバン蒸留所は製品を世界中に輸出してきました。蒸留所は1890年代に改修工事が行われて以来、ほとんどその姿を変えることなく、現在に至っています。

オーバンが後世これほどの人気を博すると予測していたら、スティーヴンソン兄弟は蒸留所を現在の場所に建てていなかったかもしれません。というのも、蒸留所の背後は切り立った崖で、正面の海岸との間には遊歩道が通っているため、オーバン蒸留所は拡大することができないのです。しかし、どこか別の広い場所に蒸留所を構えていたとしたら、世界に知られるその「スマ・スチル」(小さな蒸留器)が使われることはなく、多くのシングルモルト愛好家を虜にしてきたオーバンの特徴は、生まれなかったに違いありません。

オーバン ダブルマチュアード ディスティラーズ エディション

UD社クラシック・モルトを構成する6蒸留所の各マスターディスティラー監修の下につくられたダブル・マチュアード・シリーズの一つ。
オーバン・ダブルマチュアードはモンティラ・フィノ・シェリー(スペイン・コルドバ南方のモンティラ産フィノ・タイプの酒精強化ワイン。)の古樽で仕上げの熟成を行っている。

これは、モンティラ・フィノ・シェリーによる追加熟成が決め手でしょう。
赤ワインに近い濃厚な色といい味わいといいパーフェクトな逸品でした。
今手に入る現行品と比較して飲んでみたいものですが、店主いわく、この時代のこれが傑作だとおっしゃられておりました。

これも、なくなれば終わり、永遠に記憶しておくべきもの。

オーバン、無印でしたがすげぇなぁ。

ただ、こいつがすげぇだけかもしれません。
それを確かめるべく現行品も飲んでみよう。

著者について: yipman
香港の中国武術家。詠春拳葉問派宗師。

参加無料

Space ODDITY

バー(角打ち)のある多目的スペース

コメント

コメントはまだありません