日本のウィスキーの原点?グレンスペイ12年(花と動物シリーズ)

スプリングバンク9年マルサラカスクがひとつの到達点、完成形であったので、その他の衝撃は変化球くらいにしか感じなかった昨今ですが・・・

これまた出来のいいモルトだなぁと感じたのが
グレンスペイ12年(花と動物シリーズ)でした。

花と動物シリーズとは
ユナイテッド・ディスティラリーズ社が所有する蒸留所のモルトをシングルモルトとして発売したもの。ボトラーズではなくあくまで自己所有の蒸留所の瓶詰めなので、蒸留所の特徴が出やすいといわれている。

グレンスペイ蒸留所はスぺイサイドのローゼス地区にあって1884年に地元の穀物商、ジェームズ・スチュワートが当地に持っていたオートミール工場を改造して作られた蒸留所だそうです。またこのグレンスペイ蒸留所はあの竹鶴政孝が修行した蒸留所としても知られています。

オフィシャルとしてはもちろん、シングルモルトとしてもあまり出回らなかったようで極めて入手困難なものだといいますが、こうして花と動物シリーズで飲むことができるのは幸せな事です。

こういう極めてレアなシングルモルトが気軽に飲めるのが大変魅力で、オフィシャルだったら桁がひとつ違ったでしょう。桁が違うほど払う価値があるのかはベールに包まれていますから。

竹鶴政孝が修行した蒸留所ということは、これが、日本のウィスキーの原点なる味わいなのかもしれません。ややライトな香りですが、味はしっかり上品でスマート。あぁいわゆるスぺイサイドのいいやつだべ~って感じでした。

これをスプリングバンク9年マルサラカスクより先に飲んでいたら贔屓の酒になっただろう。いや、いつも飲むならこのくらいの度数の方がいいかもしれません。

花と動物シリーズには、憧れがあって、今まで飲んだ中で苦手がありませんでした。一見地味で目立たないラベルですが、色々知っていくとこういうラベルが一番落ち着きますし
これならはずれはなさそうだなという感覚が生まれます。

1992年のリリース以来、このシリーズは全部で26種類あるそうですが、全種類を揃えるのはほぼ不可能なようです。
(会社が合併したり蒸留所が閉鎖したり・・・)

もう忘れてしまったものも多いけど、印象深いのが

リンクウッド12年
マノックモア12年
オスロスク10年

あたりです。

自分がもし店をやるなら、誰も知らなくていいので、花と動物シリーズを10本くらいは揃えて、スマートなバックバーにしたいなぁなんておもいます。
いや、店なんかやらなくとも所有欲を煽られる品々ですが、やっぱり酒は飲んでこそなんぼなので、飾ってニヤニヤするのはやめときます。

byイップマン

著者について: yipman
香港の中国武術家。詠春拳葉問派宗師。

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