好感度高めな女/ケイデンヘッド ダルユーイン 10年

ダルユーインを書くのは、いや、飲むのはいつぶりだろうとおもったら書いてないやんけ。
これはクラシックモルトシリーズ花と動物シリーズで飲んだ記憶がある。
そして色々なブレンデッドでもダルユーインがね・・・という話を聞いた記憶も・・・

もう忘れた。

大好きな、憧れの、ケイデンヘッド、カスクストレングスボトルなので緊張しますが10年なのね。
最近は熟成の若いものも増えました。

ラガブーリンの次に飲んだのでやはり柔らかでフルーティーなスぺイサイド、でも結構しっかりしてるねとは当たり前のカスクストレングスなのだ。

ダルユーインをピタリと当てることができるならウィスキーコニサーじゃんと言いたいです。

柔らかでふくよかで極めて女性的ですが、麦や樽の風味もふんだんに感じ取れる、ソフトでクリーミー。

バーボンかヴァージンオークかあまりカスクの個性は感じない。

うっとりしてしまう出来のいい10年、20年と言われてもわかりません。

結局度数が髙けりゃわからないのか・・・

いやそうではありません。飲んでみればわかります。
よく馴染み、まろやかに落ち着いているのです。長熟のように。

しかしだ、旨いんだけど個性を拾いにくい。あれなんだったっけなぁで終わりそう、それがダルユーインの宿命なのかな。

これは苦手、嫌いな人はいない、万人受けする、でも突き抜けていない優等生です。

<テイスティングノート>
香り:蜂蜜、ローストピーナッツ、ブラウンシュガー、カスタードプリン
味:キャラメル、オールスパイス、ココナッツ、バタースコッチ、コーヒー豆、バナナ、キウイ、芝生

ダルユーインはマレー、キャロンの東に位置する蒸溜所で、スペイサイドに分類されています。ダルユーインはゲール語で「緑の牧草地」という意味で、設立は1852年。
ウイリアム・マッケンジーが設立し、65年に同氏の死後にジェイムズ・フレミングに蒸留所はリースされます。
そして、1879年にウイリアムの息子、トーマス・マッケンジーがフレミングと共にマッケンジー&Coを設立して、蒸留所の共同経営をはじめました。
その後、有名な蒸留所設計者のチャールズ・ドイグによって近代化。スコットランドではじめてのパゴダ屋根を採用します。

その後、1898年にタリスカー、インペリアルと合併して、ダルユーイン・タリスカー・ディスティラーズになります。
ダルユーイン・タリスカー・ディスティラーズはジョン・ウォーカー・アンド・サンズ、デュワーズ、DLCと組織したコンソーシアムに買収され、翌年には火災が発生。パゴダ屋根を失って生産停止となります。
1920年に生産再開し、その後も所有者が移りながら、1959年に再度の火災に見舞われ、60年には蒸留所を改築してスティル2基を増設。
2012年に蒸留所設備を拡張し、さらに生産を増強しています。

ダルユーインは長らくジョニー・ウォーカーの原酒として使われていたため、1991年に「花と動物」シリーズの一つとして初のオフィシャルボトルを発売するまで、オフィシャルボトルは出ていませんでした。
そのため、知名度は低いのですが、実力ではビッグネームにも引けを取らない存在です。
ふくよかで力強いフレーバーが持ち味で、シェリー樽の熟成と相性が良いのもダルユーインの美点です。

著者について: yipman
香港の中国武術家。詠春拳葉問派宗師。

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