海の近くに佇む女/オーバン 14年

以前書いた柏の名もなきバー、名はありました、控えめに・・・ここが最近では定番の店のひとつになりました。「Bar la rondine」さんです。古酒がすごいのです。

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これ、店にまだありますが美味しかったなぁ。シェリーががっつり効いていますが、よくあるオロロソとかペドロヒメネスではなく、モンティラ・フィノ・シェリー(スペイン・コルドバ南方のモンティラ産フィノ・タイプの酒精強化ワイン。)の古樽で仕上げの熟成を行っている。から印象に残っているのかなぁ。1985は貴重です。

という事で、色々飲んで、ピンと来る日も来ない日もある昨今、初心に帰ることも度々です。

オーバン 14年

これは、クラシック・モルト・シリーズのひとつ、西ハイランド代表ですが、つくづく渋い選出です。

北ハイランドのダルウィニー
西ハイランドのオーバン
スペイサイドのクラガンモア
ローランドのグレンキンチー
アイランズのタリスカー
アイラのラガヴーリン

クラシック・モルト・シリーズ(Classic Malt Series)とは、ユナイテッド・ディスティラーズ(UD社)が提唱したシングルモルトのシリーズ。現在は、UD社からディアジオ社が所持する蒸留所になっています。

渋いながらも、たしかに地域ごとの個性は感じ取れるかなぁ。

久々にいただいたオーバン14年は安心の味わいというか、優しいスぺイサイド系みたいな感じながらも、ふんわりピートも効いているので、やっぱり海を感じます。今となっては飲みやすい系ですが、しっかりその地域の個性を出しているような気がします。

この日は、あまりピンと来ない系の日でしたので、特別な発見や驚きはなかったのですが、しっかりとした味わい、スタンダードで14年というのもなかなか贅沢な事かもしれません。レアなものや高価なモルトを求めない、そんな日はこういうやつが一番です。

最近、あたりさわりないなぁ。

オーバンはゲール語で小さな湾という意味を持つ土地で、スコットランドの南西部にある町です。
港町で漁業が盛んで、その名の通り小さなオーバン湾の先は島嶼が並ぶ大西洋が開けます。

そこに1794年、スティーブンソン兄弟によって蒸溜所が建設されました。その後オーナーが次々と変わった末、現在はディアジオ社が所有しています。

原酒はその土地柄から、ハイランド的側面とアイランズ的側面を両方兼ね備えるものと言われています。

ハイランドならではのまろやかで芳醇な味わいと、アイランズ特有の力強いピートの香りという、ふたつの世界を体験させてくれる一品。世界で最も人気のあるウイスキーに名を連ねる、個性豊かなシングルモルトウイスキーです。

☆テイスティングコメント☆

色 : オリーブゴールド
香り : フレッシュフルーツ、はちみつ、スモーキー
テイスト : 晩秋のフルーツ、乾燥イチジクとはちみつのように甘いスパイス、スモーキーでドライ
フィニッシュ : 長くスムースで甘いフィニッシュ、オーク、ドライで塩粒のような後味

著者について: yipman
香港の中国武術家。詠春拳葉問派宗師。

参加無料

Space ODDITY

バー(角打ち)のある多目的スペース

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