再会の女/J&B ULTIMA(ウルティマ)

価格を無視すれば結構出てくるヤフオクでもめったにお目にかかれないブレンデッドです。
スコットランドに現存する94の蒸留所(2006年現在)すでに閉鎖されたがストックのある34の蒸留所計128箇所の蒸留所、全ての原酒をブレンドしているのだそうです。

ボトルの他にパンフレットがあり、その蒸留所全てが明記されています。
ブレンデッドにあまり提供しない、フィディック、モーレンジ、スプリングバンクなんかももちろん、全部だもんね。

ポートエレン
ブローラ
バンフ
ローズバンク
レディバーン

その他、これで、新興の蒸留所以外、スコットランドのシングルモルトで飲んだ事のないものはなくなりました。(と言ってしまっていいかどうか)一気に128か所のモルトを飲んだことになります。

おもわず

ワイルドだろぅ!

とても面白い試みかつ今では滅多に手に入らないものです。

気になるその特徴、まず色は丁度今これを書きながら飲んでいるジャスミンティーのような黄色、黄金、少しだけ琥珀・・・そして香りは艶やかでフルーティーです。全部混ぜてこの上品な香りをキープできるのね、と感動。

そして味は

やっぱりフルーティーで甘い、その次に
スモーキーで辛い、その次に
エステリーで香ばしい、その次に
やっぱりフローラルで爽やか

と、飲めば飲むほどわからなくなっていく複雑さなのでした。
どこに基準が、個性があるのか実に掴みにくい。

全体的にはこれだけ色々入っているわりには上品で甘く飲みやすいライトボディですが、その後色々と印象が変わってきます。ただ甘いのではなく甘さの中にピーティーな刺激、塩味のようなものも顔をのぞかせ、深いんだか浅いんだかよくわからない不思議な感覚にとらわれていきます。

これは、シングル一杯だけではわからぬ複雑、多様、多彩な香りとテイストを持った特殊なスコッチなのである。
必ずや再び、飲んでみたい、今とその時の印象を重ねて比較したい

そんな気になる魔法のお酒でありました。

飲む前の期待値、ワクワク感が高くなっちゃうので難しいところですが、一言でいえば、かなり美味いです。合格です。へんなモルトより美味いです。何度飲んでも飽きなさそうです。けれど、ブレンデッドの宿命か、濃厚ではなくライトボディなので、強烈に引き付けられるわけでもなく、なんとも摩訶不思議な余韻を残す経験となりました。

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これにちょっと似た印象かな。

どうなのよ、と言われれば香り良し、味よしで、みんなにお勧めできます。
けれど、なんだろう、ちょっと一言で言い表せない複雑さを持ってますよ、この女・・・

どこの地方にも属さぬ味わいといえます。

ラベルにあしらわれた「J&B」の文字は、製造元であり1749年創業の「ジャステリーニ&ブルックス社」のイニシャルです。イエローの地にレッドの文字が鮮やかなこのラベルは、バーの棚で見つけやすいように考案されたものです。J&B レアは「ノッカンドゥ」「オスロスク」「ストラスミル」「グレンスペイ」などスペイサイド地方のモルトを核に42種類の原酒をブレンド。リンゴや洋梨を想わせるフルーティな香りと、スムースでバランスのとれた味わいが特長です。コーラ、ジンジャーエール、ソーダなど色々な飲み物との相性も良く、ミックスドリンクとしてもお楽しみいただけます。

著者について: yipman
香港の中国武術家。詠春拳葉問派宗師。

参加無料

Space ODDITY

バー(角打ち)のある多目的スペース

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