スマホをみたらバルヴェニーが最後じゃありませんでした。これを飲んでいたようです。こちらは横浜時代に最果て店主にいただきました。まだモルトが苦手だった頃からこれはイケました。
最果て店主も書いているんだな、Googleで知りました。自分のブログ記事をGoogleではじめて知る、よくある事です。
この格調高きクラシカルなラベル、花と動物シリーズは間違えそうですがボトラーではなくUD社が出してるオフィシャルです。けれどリンクウッドはじめ、多くの花と動物シリーズがこれでしか見かけない。他にオフィシャルはない、ボトラーはあってもオフィシャルで飲めるのはこれだけというケースが多いです。
なので、これをしてリンクウッドのベーシックなのだと言っていいでしょう。
スぺイサイドにしてはかなりライトボディで飲みやすいのですが、しっかり上品なフローラルな香りと甘さを湛えており、ほのかにスパイシーでもあり、余韻も丁度いい具合に効いています。クセがすごいタイプと真逆です。私と同じでクラスの優等生、でもなければ問題児でもなく、とても扱いやすい、空気のような、だからこそ目立たず存在感の薄い生徒さん・・・なのです。
ストレートで飲んでも丁度良く、ハイボールにしてもその上品さは損なわれなく、誰にもお勧めできる飲みやすさがあります。個人的には「リンクウッド」という名前の響きも美しくて好きです。
しかし今となっては、今日も5杯目、いやラムを挟んだから6杯目としては印象が薄く物足りないと感じてしまいました。
酒は飲んだ歴史で好みも印象も変わっていくものです。
決してリンクウッドが好きじゃなくなったわけじゃないですが、個性豊かな色々なものを飲んだあとだとパンチが足りないだけですが・・・
それでも、もし自分がお店をやるならば、このリンクウッドをはじめ、花と動物シリーズは多めにラインナップしたい。このクラシカルなボトル、ラベルデザインは大好きですし、バックバーが美しく引き締まります。
横浜の最果て店主のおかげでかなり色々な”花動”を飲ませていただきましたが、どれも豊かな表情をしていました。それでもまだ未体験の”花動”はたくさんあって、一部激レア化しています。誰かローズバンクとカリラの”花動”を飲ませてください。
手に入らぬものではないですが、もう恐らく終売ですので今ある限りでしょう。いつか、財布がウハウハな日がくれば、この花と動物シリーズの収集を開始したいとおもう。
リンクウッドはモルトの初心者に飲んでみてもらえば好きになる可能性が高いですし、一巡りして戻ってきても安心できる、そっと寄り添う癒し系です。
なんかの本だか映画のタイトルにもなった言葉で締めたいとおもいます。
あなたにそばにいてほしい
淡い青春の味・・・
あぁ照れくさい。
1821年、スペイサイドのエルギン近郊でピーター・ブラウンにより創業されました。
第2次大戦中は閉鎖されていましたが、1945年ロデリック・マッケンジーにより再開されました。マッケンジー氏は、リンクウッドの伝統の味を守るために、環境の変化を嫌い、くもの巣さえも取り除くことを許さなかったと言う逸話が残っています。
また、毎年「白鳥」が飛来する池を有する美しい蒸留所として有名で、ラベルデザインにも「白鳥」が使われています。仕込水には、ミルビュイズ湖近くの泉の水を使用。甘くフレッシュな香り、まろやかでフルーティな味わいのなかに、かすかにスモーキーでドライな余韻が続くシングルモルトです。
参加無料
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