雑記 スペイサイド

マニッシュな女/バルヴェニー ピートウィーク 14年

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この日最後にいただいたのがこちら、最後だったっけ?忘れた。

陰日向に咲く/バルヴェニー 12年ダブルウッド

いつも変化球なモルトばかりを飲んでいるわけじゃなく、基本はスタンダード。財布にも優しく全ての基準にもなる王道の味わい、蒸留所を知るにはこれが一番だ。 この記事が気に入ったらいいね ! しようシェアする ...

ここで書いたように、バルヴェニーはスコッチらしい王道の味わいです。
姉妹のグレンフィディックよりこっちが好きと店主に言ったところ

そりゃそうでしょう。フィディックが吟醸酒ならバルヴェニーは大吟醸ですからね、とのことです。なるほど知りませんでした。フロアモルティングで丁寧に作っているイメージです。

こちらはそんなバルヴェニー蒸留所が、1年に1週間だけヘビーピートを焚く期間があり、それを Peat Week としているそうです。30ppmというヘビーピートで作った貴重なものです。

これは今日飲んだモルトとはかなり特徴が違いました。そこまで強いピート感はしませんがオイリーでスモーキー。
オイリーな感じだと香りが広がるのではなく内にねっとりと籠っている感じがして香りを拾いにくいですが、よく香るとふくよかに広がってきますし、外に逃げない分、味にジワジワ浸透している気がします。グラスに鼻を近づけて籠った香りを拾いにいかねばなりません。

スぺイサイドによくあるフルーティーな甘さとも違い、ネットリ、レーズンぽさとアメリカンオーク、麦が太く感じられます。やや重い酒質でしょうか、深みがありますが、余韻はありません、全く感じません。ズシリと胃に入りそれでおしまいという潔さです。

これは香りを楽しんだり、華やかな余韻に浸る質のものではなく、ずっしりした味わいだけを楽しむものに感じました。よく味わえばその中身は深いです。今日飲んだ別のモルトと比較しての話なので、これを最初に飲んだらまた印象が変わるかもしれません。

こういう籠った感じも嫌いじゃありません。飲みごたえは太いですし、島もののような薬品ぽいピートじゃないので全く雰囲気が違います。

これまた全く知らないですが宝塚の男役とでもいいましょうか
時として女より女らしい、娘役以上のいい女

ですな。

バルヴェニーは、蜂蜜やオレンジの風味が特徴的なシングルモルトです。濃厚で複雑な風味には昔からファンも多いスペイサイドモルトのひとつです。

バルヴェニー蒸留所はウィリアム・グラント社によって1892年に創業されました。彼らが建造し運営している4つのモルトウイスキーの蒸留所(グレンフィディック、バルヴェニー、キニンヴィ、そしてアイルサ・ベイ)の中で、生まれた順番では次男坊に当たり、長男のグレンフィディック蒸留所とは5歳離れています。アイルサ・ベイは、新しい蒸留所です。なお、かつてはレディバーンという名の兄弟もいたのですが、残念ながら1970年に閉鎖されてしまいました。

バルヴェニーはグレンフィディックと敷地も隣接していて、原料の大麦や仕込み水(ロビー・デューの泉から引いています)は共通のものを使用しています。にもかかわらず、すっきりとしていて軽いグレンフィディックの酒質とは対照的に、バルヴェニーが仕上がっているのはとても興味深いですよね。

バルヴェニー蒸留所があるのは、スペイサイド地方というくくりの中では比較的南部に位置するダフタウン(実際には‘ダフタン’と発音されます)。スペイサイドの中では最も蒸留所がひしめいている町としても知られ、ウイスキー産業が大変盛んな町です。春と秋にここで開催されるスペイサイド・ウイスキー・フェスティバルには、世界中からウイスキーファンが集いにぎわっています。

また蒸留所の近くには、蒸留所名の由来となったバルヴェニー城があります。13世紀に造られ現在は廃墟となっていますが、かつてはスコットランド女王のメアリーが滞在したこともあり、スコットランド史上では重要な役割を果たした城でした。彼女にはブラッディメアリーというニックネーム(カクテルの名前にもなっていますよね)もあり、は悲劇の女王とも呼ばれています。廃位した後イングランドに亡命し、1587年にエリザベス女王によって処刑されました。

ちなみにバルヴェニーというシングルモルトは、ボトラーズものをほとんど見かけません。それはウィリアム・グラント社が、ボトラーズに対してシングルモルトの原酒の樽売りをしない方針だからなんですね。ですので、グレンフィディックも同様にボトラーズものはとてもレアです。他にはグレンモーレンジ社などもインディペンデントボトラーズにはシングルモルトの原酒を販売しないことで有名ですが、“自社が造るウイスキーには、最後まで責任を持つ”というポリシーには好感が持てます。

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イップマン

イップマン

ある店の店主と客に書いてもらうはずのブログでしたが、諸事情あり今は客であった自分の備忘録となる。俺のスコッチを飲みに来てくれ!

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