続いてダンスシリーズを連投でいただきました。
これと同じ年数なんだな。そして素人丸出し記事だが自分の感覚は冴えている。
今度は色がついたそのダンスのやつ見せてくださいとマスターに言うと、グレントファースだよと。グレントファースは上記で飲んだ事があったが印象に残るものではなかった。しかしトファースが苦手なんて聞いたことがないというようなムードでクライヌリッシュとか嫌い?と聞かれたのでいえ、好きです、リベンジしてみますといただいてみました。
素人丸出し記事でもしっかりとクライヌリッシュに似ていると書いてあるじゃないか、俺・・・
少しは成長し改めていただいたグレントファース、今は落ち着いていただけます。美味しいです。特に香りが秀逸です。やっぱり昔の感覚は間違ってなかった・・・クライヌリッシュに似て、この蒸留所は王道なのです。バーボンカスクだとおもうがバーボンにもシェリーにも寄っていず中庸。これぞスコッチ、シングルモルトという優雅にして大人な味わいなのだ。モルト好きが最後に行きつくのがこの風味なのではないだろうか。
ピートやウッドフィニッシュもの、シェリーカスクや今流行りのワイン樽熟成などに浮気しているとその良さに気づかなくなりがちなモルト本来の味わい・・・一巡した今ならわかる、この王道、完成度。これまた前記事のハイランドパークに続いて安心の風格なのです。
が、またまた同じ試練、最近の悩みかな、いろんなものに似ていて、これぞトファース、俺が大好きな蒸留所・・・とまではいえぬ、個性がみえずらいのだ。間違いのない蒸留所とは言えるんだけど・・・
目隠しテイスティングをしたらわからないだろう。わからない時のトファースなりクライヌリッシュなのだ、自分にはまだ・・・そして20年というのが絶妙で、経験から言うと若いものより確実に深みと落ち着きがあるが、25年とかそれ以上のものよりは甘みや滑らかさに欠ける。人間でいえば30歳くらいだろうか・・・好きと大好きの分岐点といえる味わいのモルトが多い気がするのが16年~20年・・・それが私の感想だ。
2連続でボヤけた記事になっちゃったので無関係の話でも・・・
娘がバレエを習っているので迎えに行かなきゃならない時があって少し見学してる。バレエには何の思い入れも興味もない。ちょっと調べればわかるけど、一体どこの誰がこんなものを発明したのだろう?スポーツなのか芸術なのか、技術なのか審美なのかどこに注目して観ればいいのかもわからない。
しかしバレエをしている人は子供であってもすさまじく姿勢がエレガントですね、あの動きを訓練する事で背筋が、骨格がもうバレリーナのそれになっている。
多くの生徒の中に小学3年生くらいかな、一際優美で繊細で美しい女の子がいます。すごい美人というわけじゃないが、バレエをしてると目立ちます。あぁ、素人でもわかる、この子がこの教室のエースだな、宝だろうなと。けれど全く特別扱いされてません。
超英才教育の専門スクールではなくカルチャースクールのようなものなので、いつか辞めちゃうかもしれませんが、まさに審美の世界ですな。優雅でいて残酷でもあるとおもいます。
本当にどうでもいい話でしたが、無理やりこじつけるとグレントファースは審美です。ここが大好き、大ファンという人は少ないとおもいますが(実際ボトラーだけかな)もう、全身バレリーナ・・・じゃなくてシングルモルト、ブレも妥協も何もない、この味一筋な繊細な王道を感じます。背筋が伸びてます。美しい。やんちゃな事は一切しません。
そんな感じでしょうか。
最近、飲んだものが他の何かに似ていると感じる。ブログが書きにくい。これが試練だろうか・・・
グレントファースとは・・・スペイサイド、キース地区のマルベンと呼ばれる土地に位置しています。この蒸留所のそばにトファーズ・ウッドと呼ばれる森がある事から、グレントファースト命名されたと言われています。
創業は1898年で当時ビッグスリーと言われたブキャナン社の創業者、ジェームズ・ブキャナンによって建てられました。ブレンダーにすぎなかったブキャナンにとって、これが初の蒸留所ベンチャーであったそうです。
グレントファース蒸留所はウイスキー不況の80年代、1985年に閉鎖・・・しかしその後1989年にアライド・ディスティラーズ社が買収して操業が再開されました。
スコットランドよりサンプルを取り寄せ、入念なテイスティングを行い樽を選定した、輸入業者スリーリバーズのオリジナルボトル「ザ・ダンス・グレントファース1996」。
スリーリバーズ社でも人気の高いザ・ダンスシリーズ第24弾。甘くクリーミーでバナナやアプリコットのニュアンスを感じる、ゆったりとしたリッチなボディ感。
ラベルには雰囲気のあるチークダンスを踊る男女が描かれています。
参加無料
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