竹鶴さんの修行先の一つとして知られるロングモーン、2回目の登場です。いただいたこちらは高価で手が出ないが、同様年数のボトラー、欲しいなぁ。
先に飲んだのは30年という長期熟成だが、残り僅かだったのでアルコールのキレが弱く、かなりまろやかで薄め、優しめでしたが今回のものは熟成は25年ながら、ホグスヘッドで開栓間もないものだったので、濃厚でリッチな味わいでした。やっぱり長期熟成の特徴でまろやかなんですが・・・
ロングモーン、人気あるのわかります。素晴らしく甘く、上品でフルーティでフルボディで出来がいいです。芳醇にしてなじみ深い甘さが飲みやすくもあり、これはボトルデザイン、蒸留所、熟成ポリシーの3拍子が調和した完璧なタイプに仕上がったものといえるでしょう。この価格も納得の高級なロングモーンでありました。
やっぱり長期熟成のバーボン樽はシェリーより甘い。
カンヌ映画祭でレッドカーペットを歩いてきそうなレベルの女性です。
このスペックなら間違いないとおもわせ、やっぱりその通りでした。
決して多くみかけないロングモーン、若いやつはよく知りませんが、長期熟成だとここはマニアの評価も高い、鉄板の蒸留所なのではないでしょうか?文句のつけようがない味わいです。けれどいつでもどこでもやや高価でしょう。
高価でこんな洒落たデザインのボトルだとますます飲みにくくなるじゃないか。
店で飲むぶんにはいいですが・・・
ニッカウヰスキーの創業者・竹鶴政孝がスコットランドで初めて修業した蒸留所が、このロングモーン蒸留所。ウイスキー造りに欠かせないおいしい水ときれいな空気に恵まれたスペイサイド区エルギンにある蒸留所で、一般的な知名度は低いものの、ブレンダーの間からは昔からマッカランやグレンファークラスとならぶトップ・ドレッシングのひとつとして知られています。
ロングモーンとは、ゲール語で“聖人の場所”の意味。グレンロッシー蒸留所の創業者、ジョン・ダフが1894年に創業。蒸留所が建てられた場所にはチャペルがあったといわれ、それが蒸留所の語源となっています。ポットスチルは初留釜がストレート・ヘッド型で再留釜がランタン・ヘッド型の合計8基。再留釜では効率のよい蒸気蒸留方式を採用していますが、初留釜のほうは昔ながらの石炭直火焚きを行っています(現在は停止しているそう)。『ロングモーン12年』『ロングモーン16年』『ロングモーン30年』などのほか、ボトラーがリリースしている商品もあります。
◆アートワーク
日本市場はもちろんのこと、世界中で注目されているドイツのボトラー「ウイスキーエージェンシー」とスリーリバーズが、両者でテイスティングを行い優れた品質の樽のみをジョイントボトリング専用のシリーズ「アートワーク」としてリリースしています。ラベルデザインは今までのウイスキーエージェンシーのスタイルを踏襲しつつ、より芸術的な絵画を採用し進化させました。
今回の「アートワーク」シリーズは、3種類の同時リリースです。何れもウイスキーエージェンシーのメンバーとスリーリバーズでテイスティングを行い選び出した、大変品質の高い樽です。◆ロングモーン 1992
ロングモーン1992は綺麗で艶めかしいボディはソフトでモルティな甘み、完熟バナナ、フィニッシュのペッパーまでが優しくメロー。◆テイスティングノート
香り:完熟バナナ、甘くバニリンなモルト、モンブラン。
味わい:ソフトで綺麗な甘いバナナやバニラ。
フィニッシュ:長く、スパイシーでホワイトペッパー。
参加無料
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