ここも少し前まで高いなぁ・・・手が出ないなぁな感じでしたが、色々一新され、リーズナブルなものも出てきました。
シグナトリーがエドラダワーを買収して本気度を感じさせたように、ここはゴードン&マクファイル社(以下、GM社)がオーナーだそうです。一番有名なボトラーな気がします。ベンリアックと間違えそうで、ベンリアックが好きになっちゃって、似てる名前だけど疎遠だったベンロマックをいただきました。
シングルモルトというのは蒸留所よりもブレンデッド会社やボトラーの方が儲かるんだなぁ・・・社会の仕組みと同じだな。
こちらの解説を少々
オーガニックで製法で栽培された大麦と酵母、そしてすぐ脇のロマックヒルから流れ出る湧き水を使用
職人の手で厳選されたバージン・アメリカンオークの樽で4~5年の熟成。もちろんこのオークには農薬やその他化学薬品は一切使用されておりません
ノンチルフィルター・ノンカラメルで通常商品より高い度数でボトリング
これらの生産に関わるスタッフはわずか2名のみ
なるほど、オーガニック・・・はっきりと感じます。
どこがオーガニックかといえば、今まで飲んだことがない味わいがします。
全体に柔らかで優しくて素朴な味わいにちゃんとなっています。
言い方を変えると、弱いというか、まろやかすぎて味が薄い感じともいえますが、野菜なんかと同じで、有機栽培だとこんな感じになるのかなという、素朴な風味にちゃんと仕上がっているのです。
そして、バーボンやシェリーや色々なウッドフィニッシュを飲みなれた舌には、それら何にも属さない風味が新鮮で、なんでかといえば、バージンオーク樽のみ使っているからだそうです。本当になるほどなぁと感じることができるとおもいます。
同じ言葉の繰り返しになりますが、素朴で優しくてまろやか・・・なんです。絶対わかるとおもいます。
これが本来のスコッチなんだろうな、でもこればかりだとやはり舌の肥えた雑食人間には物足りないかな・・・
麦本来の風味もふんだんに感じられ、素朴な中にやさしい甘さも広がるので飲みやすいですよ。これをしてベンロマックを知った気になってはいけませんが、本当にその名の通りのオーガニックを感じさせるところは
さすがの老舗、GM社ですな。
田舎の美人、そのまま田舎で慎ましく幸せに暮らしましたという感じ・・・
決して、チヤホヤされて都会に出てきて悪い男に染まったりしない・・・
派手な服も着ない、流行に流されない、厚化粧もしない
素の美人
です。
創業から1世紀を経た1998年、チャールズ皇太子が蒸留所を訪問し、公式に再開を宣言した。フィンドーン川沿いのフォレスにあるベンロマックは、隣の谷のエルギンのあの有名な酒商、ゴードン&マクファイルによって買収され5年を掛けて改装された。
参加無料
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