久しぶりに原点回帰でキルホーマンに戻ってみました。やっぱりビリビリアイラです。
ここで、浅はかにも
飲んだその時より、飲んだ後にフワーっとするというか、気持ちよくなるんです。味だけじゃなくて気持ちよく酔える。それが好きで自分の中のスタンダードなのです。もちろん、まだ若い蒸留所のわりにはどれも香りも味もしっかり個性があり、苦手とおもったものはひとつもありません。
と書きましたが、その後、苦手なものもありました。黄緑色のラベルのが個人的には合いませんでした。そして、気持ちよく酔えるとはつまり、比較的若い、新しいお酒なのでアルコール刺激が強いだけなのでしょう。今でも酔いが回るのが早いシングルモルトのトップクラスです。
新しい蒸留所としての地位と名声の確立を急いでいるのだろうか、短期熟成でも、小さめの樽で熟成を早めているのか、なかなか強く個性豊かな味わい、ラインナップで頑張っています。
いただいたこちらは、キルホーマンでは長熟といえる8年もので、アイラらしいピートとパンチの効いた元気な野郎です。フェノール値50ppmのヘビーピーテッド麦芽を使用。1stフィルとリフィルバーボンカスクで熟成した原酒をメインにオロロソシェリーバット3樽を隠し味に使用することでより味わいに複雑さと奥行きを持たせています。
アイラだけはシェリー樽といわれてもピンとこないものがあります。本当に隠し味程度で、お酒の色も黄色いですし、シェリーは効いてないというか、ピートと海の香り、刺激が強いです。
威風堂々、バラエティ豊かなラインナップの中でもザッツ、キルホーマンというべきパンチ力のある味わいになっています。短熟のわりに、味も香りも余韻もしっかりしてるのがキルホーマンです。アドベッグ、ラフロイグに次ぐピーティーさという認識に変わりました。
刺激の強さとほろ酔いを求める人にはピッタリです。
アイラファンのドストライクな味わいです。
参加無料
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