酒は同じ蒸留所でも熟成年数やシリーズ違い、発売年度、もっと言えばボトル一つ一つで味が違うともいえる。スコッチに限った事ではないだろうけど・・・以前飲んであまりピンとこなかったけど、改めて飲んでみたら旨かったのがこれです。
エドラダワー10年 オフィシャル
その、酒造りの規模や姿勢は大好きだけれども、ややツンツンした感じで落ち着きがないのがあまり好みじゃなかったが、それはオフィシャルよりもっと若い熟成ものだったような気がする。
今回、目当てのものがなくなっちゃったので、それに似たものとしてオススメされ、まぁ、知ってるけどいいかぁと飲んでみたのですが
あれ、こんなに美味しかったっけ?
であります。
エドラダワーというのはパフューミーという言葉で有名だそうです。パフュームとは
ではなくて、化粧品っぽい香りの事だそうです。
けれど、このオフィシャルはそんな香りはしません。
ほんのり甘く、ほんのりシェリーで、丁度いい感じですし、コクがあるような気がします。
この出来栄えなら10000円クラスの味わいです。
あーしまった。なぜ、エドラダワーを見過ごしていたのか・・・
10年のオフィシャルという事で、今はお安く手に入りますが、スコットランドで最も小さな蒸留所であるそうなので、今だけかもしれません。そしてこのバランスの良さも今だけの奇跡かもしれません。
シグナトリーのボトラーは色々飲んだことがあるけれど案外、このオフィシャルの方が美味しい、上位だな、とおもったり、おもわなかったり、ラジバンダリ・・・
これは、家飲みでもいいですし、マスター何かオススメをと言われた時に出せば間違いないとおもいます。比較的マイナーだけど高くないし、めちゃ美味い。バランスがいいとは都合のいい言葉ですが、甘さとコクが他より秀でている気がします。
オフィシャルではない変化球的なものを飲んだだけで、好みじゃないと決めつけていました。
今宵、はっきりと見直しました。
俺スコ流表現で言えば
「あの頃はたいしていい女ではないとスルーしてたが、よく考えたらめちゃいい女だったなぁ、とか、大人になったらいい女に変身していた」
という感覚で、いずれにしてももう手遅れ、後悔先に立たず、あなたには高値の華、手の届かない存在なのでありました。
エドラダワー10年 オフィシャルは今だけは手に届く・・・かもしれません。
南ハイランドにあるスコットランドで最も小さいことで有名な「エドラダワー蒸溜所」で、1825年の創業以来、現在も変わらない伝統的な製法で、規模を拡大することなく稼働しているそうです。
そのため、ポットスチル(単式蒸留器)も最少の2基しかなく、他の蒸留所と比べると非常に小さい釜が使われています。
特に、2回目の蒸留の際に使われる釜(ローワインスチル=再留釜)は、関税当局が認める一番小さいサイズのものが使われており、人間の背丈くらいしかありません。
ちなみに、それよりも小さいサイズの釜を使うことは、密造を防ぐために法律で禁じられています。そんなに小さな釜で作られているわけですから、当然、生産量も少なく、生産部門のスタッフはわずか3人、1週間に生産されるウイスキーの量は12~14樽と、普通の蒸溜所の1日分がエドラダワー蒸溜所の年間量に相当してしまうほど。
「ウィスキー作りは芸術」と信じるわずか3人の職人が、手塩にかけて名前を冠した高品質のモルトウィスキーが「エドラダワー」なのです。
参加無料
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