これが大好きです、というのを知らないダルウィニーですが、価格と品質を考えると今かなりいいんじゃないでしょうか?今結構簡単に手に入りますが、今だけだとおもいます。
これが美味しくて、美味しくて、買ってしまいました。さすがに1985は入手できず1991でした。で、これが好きならとオススメされたのがこちら。これも1991なんですね。現行で手に入るのは果たしてどんな年数なのでしょうか?
工程は同じで熟成後にオロロソシェリー樽で追加熟成したもの。
これについて書いてあるものも少ないですし、自分もスルーしそうでしたが、美味しくないからスルーする訳じゃないんです。もう、完璧なんです、文句ないんです。ものすごく良く出来ています。風味も味もハイランド系ダブルマチュアードのお手本です。期待を裏切りません。
それなのになぜ書きにくいかといえば、個性がないというかパンチがないというか、お酒の解説にのっているような説明で十分であるような印象だからでしょうか?スタンダードのダルウィニーも軽くてグイグイ飲める系と言われていますので、これだけのシェリー感が乗るんだとおもいますが、素晴らしく、大人しくキレイにまとまっているので、これを嫌いという人は皆無であるかわりに大好きだと言う人も少ないのでは。じゃぁ、これのどこが、他と違って好きなのかといいにくいですもん。バランスが最高だから・・・としか。
けど、これがブローラの激レアなダブルマチュアードですよと謳ったら、評価は頂点レベルに達するんじゃないでしょうか?そこが悲しき知名度の低い蒸留所の宿命でしょうか?
東京の青山に超美人がいるんじゃなくて、秋田の田んぼに超美人がいたという感じでしょうか?私は秋田に惹かれますが・・・
バニラやレーズンだの、入ってもいないものを例えて官能表現をしたくないので、こういう表現でお届けします。
今はそれほど入手困難ではないし、価格的にも優しめだし、本当のハイランド系シェリーカスク好きだったらこういうのをグビグビ飲むんじゃないでしょうかね。強い個性がないとはつまり、バランス良すぎるダブルマチュアードでござる。目が、胸が、お尻がセクシーとかいうんじゃなく、完成美なのです。自己主張しない美人ともいう。きっと買うだろうな。
強いていえば、最初から最後まで優しいです、これ。
ダルウィニー蒸溜所は、ハイランド地区の中央部にあり、近くにグランピアン山脈がある標高の高い場所にあります。
ゲール語で集会所、中継所という意味を持つこの蒸溜所は、1897年に創業しました。
当初はストラススペイという名前でしたが、1905年にアメリカ人が買収後、現在の名前となりました。
現在はディアジオ社の傘下にあります。設置されているポットスチルは2基だけで、いずれもストレートヘッドタイプ。
使用される水はグランピアン山脈からの雪解け水です。
参加無料
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