こちらは最近常連化しているバーで普通のロングロウを飲んでいたら、これも終わりだからとサービスでいただいたものです。飲み比べってわけじゃないけどと・・・粋な計らいをありがとうございます。
モルトに特化したお店じゃないけど歴史があるからこういうのが普通にある。
恐らく当時の普通の値段で仕入れたものたちだろう。今だとこうはいかない。
CVとは履歴書の意味で、6年から14年の様々なサイズのシェリーやバーボン樽で熟成された原酒を合わせたものだそうで、年数表記がありません。6年と書くよりは書かない方が売れる。
ロングロウはスプリングバンクのピーテッド版という認識でいいとおもいます。これ自体が1年のある時期しか作られないようなので(ピーテッド用の時期というのがあるそうで)出荷がとても少ないものだそうです。
このCVは今となっては滅多に手に入るものじゃないです。
せかっくなので飲み比べしてみると、自分の鈍い舌では区別がつかないなぁ。
ピーテッドといってもキャンベルタウン独特で力強さの中にもまろやかさ、甘さ、複雑さがあります。味わいがしっかり、やっぱりキャンベルタウン、スプリングバンクのそれです。
ほぼ、現行のロングロウと違いがわからなかった、というのが正直なところですが、色々な年代の樽を使っているとのことで、複雑多彩、一筋では表現できないような奥の深さがあったといえばより伝わりそうだ。
CVシリーズ自体はこれからも時々出るかもしれません。
ノンエイジ扱いでお手頃であればその価値は高いといえます。
たぶん、商品化するには足りない、でも破棄するには惜しい貴重な原酒、樽を集めて作られたというコンセプトであろうCV
こういうのはたいていお買い得、美味い。極上なのだ。
こうして、貴重なお酒がまた空いた・・・
残りわずかな貴重なお酒を空けるマニア客という美味しいポジションになったどー!!
参加無料
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