貴重な島ものモルトでかつて飲んだ事があるけれど、アイラやアランなどで精いっぱいだったので何も印象に残っていないものでした。今回はそんなスキャパのボトラーものですが、あれ、こんな味だったっけな?な驚きがありました。
以前飲んだのはスキレンというものだった気がします。正直香りも味も弱く苦手系というより敢えて飲む必要を感じないものでした。
こちらは同じスキャパなのというくらい、スぺイサイド、ハイランド系の甘いバーボンカスクにまとまっており、美味しかったです。蒸留所の個性はスタンダードだけではわかりません。最低三種くらい飲んでその特徴を掴まねば判断できません。アイランズの中では最も軽くフローラルかもしれません。ライトボディな印象です。
これ、飲んですぐ書いたのではなく数日空いてますが、やっぱり、旨かった印象はあるが、大好き、忘れられない、というほどでもなく、何もなくてこれがあればアリかも、くらいの印象しかなく、やっぱり個人的には好きな蒸留所とまではいかないようです。
名前もラベルも個性的で美しいと感じるスキャパですが、たまに飲んで、今はこんな感じなんだを確認したくなる、そんな存在です。
年を取ると誰もが、新しいタレントやスポーツ選手の名前や顔を覚えられなくなります。皆同じにみえてきます。好きなプロ野球やサッカー日本代表でさえ、今の選手が自分にとっては最後の記憶になりそうです。
スキャパもそんな感じです。
アイドル、女優、覚えられません。覚えても忘れます。でも、皆美しいことだけはわかります、認めます。
今の人気はこんな感じなんだ・・・
今のスキャパはこんな感じなんだ・・・
同じ感覚です。
1885年創業で、スキャパ・フロー(湾)を見下ろす崖の上にたっている。スキャパ・フローは戦争に深く関わった。すぐ北は北海と大西洋を結ぶ戦略的に重要な海域であり、英国海軍の停泊地として栄えたのである。第一次世界大戦終末時には、降伏したドイツ・カイゼル海軍の艦艇41隻が自沈。スキャパ湾はドイツ海軍の墓場と呼ばれている。
麦芽は英国本島にあるバランタイン社の製麦工場で作られる。蒸溜所の脇にはリングロ・バーンという小川が流れ、醸造用の水は、この小川上流の泉からパイプで引かれている。水にはピートがたくさん含まれているため、ノン・ピーテッドモルト(乾燥時ピート未使用)ながら、かすかなピート香がするほど。
参加無料
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